人間科学部
日本では、今は命を大切にして平和や環境を維持し、社会の発展をもたらす社会を作ることが、本校では重要と考えます。
しかし、地球環境、経済格差や社会保障など、人類の存続基盤に関わる課題をいくつも抱えています。
このような課題に立ち向かい解決できるのは、柔軟で発想力が豊かな若い人たちであると考えています。
本校での教育では、これらの問題の向上に貢献できる豊かな感性、そして高い専門性を持つ人材の育成を目指します。
社会や自然との関わりを自分で率先して考え、行動できる学生を求めます。
本学部には児童学科があり、以下のような教育課程方針を編成しています。
・基礎的知識と学習能力を獲得し、人の基盤となる豊かな教養を培うため、教養科目による幅広い科目の履修を行えます。
・幼稚園教諭や保育士資格取得に必要な科目はもちろん、知識に偏らない「子育て支援体験」「児童文化・自己表現体験」などの体験型のプログラムで、将来の保育者としての保育力や実践力を高めていきます。
・基礎ゼミ、卒業研究などがあり、これらの少人数制の科目で主体的に学び、自主的に研究を進めることを目指し、専門性を高めていきます。
このような学習により、柔軟な思考力、自己表現力、問題解決力、コミュニケーション力などを養っていきます。
・海外研修やボランティアなどを通して、課題に取り組み、国際的な視野でも探究する力を培います。
児童学科
児童学科では、専門的なスキルの獲得を重視しています。
体験学習により子育てのアドバイスや提案力を磨き、保護者や家庭、地域などに対し「子育て環境」を支援できる力を育てます。
延長保育や緊急一時保育、乳児保育などに応える柔軟性を磨き、コミュニケーション力や理解力を鍛えていきます。
そして以下のような独自のプログラムを用意しています。
・独自の4つの体験プログラムにより、実践力を育みます。
・高度な専門性と共に、自主性と独創性を備えるために、全年を通じて「自主研究」システムがあります
・独自のカリキュラムで4年間じっくり子供について学び、様々な子育てニーズに対応できる知識や技術を育てます。
そのような中でも、学内にある子育て支援センターでは、学生も実際に実習により仕事をしていき、保育や子育てについて学びます。
保護者や子供と実際に触れあうことによって、保育者としての実践的な力を身につけます。
また1年次には、山梨県八ヶ岳山荘で研修を行ないますので、自然と触れあう力を養い、2年次にはキャンパス近くの畑で野菜を育てる農業体験を通じ、食の基本や命について考え学びます。
ニュージーランドやオーストラリアなどでの海外研修の研修プログラムもありますので、これによって国際感覚を鍛えます。